容量の少ないノートPCにXamarinをインストールする方法

今までVisualStudioをインストールするのに10GB程度あれば、なんとかインストールできていましたが、さすがに最近のノートPCはSSDが主流になっていますので、容量がきつくなってきています。

さらにはXamarinをフルでインストールするのに必要な容量が40GBとかすごいことになっています。
デフォルトでフルインストールしたら、たまりません。

128GBのSSDでしたら、実質60~70GBぐらいしか使えないので、VisualStudio 2015+Xamarinだけで容量が満杯です。これではひとたまりもありません。
256GB以上搭載のノートPCはそれなりに高いですし、SSD交換もそれなりの価格のSSDとリスクが必要です。(最近は1TB搭載のSurfaceもあるようですが・・・。ムリ!)

かといって、オプションインストールを行ってXamarin関係のチェックを外していくと、Android SDKを外しただけで残念ながらXamarinコンポーネントすべてがキャンセルされてしまいます。

仕方なく最低限でそのままインストールすると、もちろん容量不足でXamarinのインストール自体がエラーになって、インストールがされていません。
さらに補足すると、なぜか強制的にCドライブにインストールされます。

これは黙ってMacBookでXamarinStudioを使うしかないのでしょうか?(こっちはAndroid SDKが最低限でOK。Xamarin Android Playerもあります。)
※ちなみに筆者はMac Miniしか持っていません。

対応方法

長々と書きましたが、対策としては
「64GB以上のUSBメモリ(USB3.0)を購入する」です。
USB3.0であれば、外付けのHDDでも構いません。
※USB2.0は遅すぎてお勧めしません。本体がUSB2.0でもUSB3.0のメモリの方が早いです。
USBメモリのドライブをAndroid SDKだけのドライブにしてしまうのです。(Xamarinを使わない時は、取り外していてもOK!)

個人的なおススメとしては「SanDisk USBメモリー Ultra Fit 64GB」です。やはりSSDよりは遅いですが、とにかくかさばらないですし130MB/sのReadが出るので、満足しています。(余裕があれば128MBのこちらでも可。)

USBメモリ

ですが、これだけではインストール先がCドライブ強制なので、結局容量が増えたとしても同じことになります。

そこでひと工夫です。
先にAndroid SDKをUSBメモリのドライブに自分でインストールしておくのです。
VisualStudioのインストーラーは、Android SDKがインストール済みかをチェックします。
既にインストール済み(パスが通っている)ならAndroid SDKの項目がグレーになり、Android SDKをフルインストールするという暴挙には出ません!

というわけで、こちらからAndroid SDKをダウンロードしてUSBメモリのドライブへインストールします。(※Android Studioのページですが、ページ下部にSDKだけのインストーラーがあります。)

最低限必要なAndroid SDKのオプションは以下のようです。

  • Tools
    • Android SDK Tools
    • Android SDK Tools Platform-tools
    • Android SDK Build-tools 23.0.3
  • Android 6.0(API 23)
    • SDK Platform
  • Android 5.1.1(API 22)
    • SDK Platform
  • Android 5.0.1(API 21)
    • SDK Platform
  • Android 4.4.2(API 19)
    • SDK Platform
  • Android 4.1.2(API 16)
    • SDK Platform
  • Android 4.0.3(API 15)
    • SDK Platform
  • Extras
    • Android Support Library

※その他、USB Driverなど必要と思われるものは追加でインストールしてください。
※専用USBドライブなので、よくわからない&面倒ならフルインストールするという暴挙してもOK!

無事にAndroid SDKをインストール出来たら、今度はVisualStudio 2015のインストーラーで新規、またはXamarinの追加インストールを行います。

これでXamarinの機能を使えるようになりますし、APKのコンパイルまでは可能なので、実機にコピーするなり、実機でUSBデバッグすることが出来るようになります。

備考

とにかくVisualStudio 2015のインストーラーがXamarin買収で急きょ追加になったため手抜きをして、Android SDKを全デバイスイメージ(1イメージ2~3GBもある)ごとフルインストールするのが問題です。
一応インストール後なら、イメージの削除が可能ですが、そういうことではありませんよね。

ネットの回線費用やダウンロード時間もばかにならないですし・・・。何十ギガもダウンロードさせる仕様って・・・。

どうせMacも実機でのエミュレーターを利用しますので、Androidも実機で実行するなら、デバッグイメージは1つもいらないわけで、これは早急な対策をお願いしたいところですね。

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