新形式のExcelやWordファイルを圧縮してメールに添付して欲しくない理由

よくメールで添付ファイルを送るのに、メール自体の容量を軽くするために圧縮する場合があります。

最近はメールボックスも100メガ単位やギガ単位になってきましたのし、通信も早いため気にしないでいいケースも増えてきましたが、少し前までは相手先のメールボックスの容量が少ないか、携帯(ガラケー)に転送していたりすると、20MB以上の添付はほぼ“メール爆弾”なってしまう可能性がありました。
※もれなく“Daemon”さんからメールが飛んでくる(笑)

この話の流れからすると、「最近はメールボックスの容量増えて気にしなくていいから圧縮しなくていい。」というのではないかと思われかねないので、本題に行きます。

なぜ圧縮して欲しくないか

単純に新形式の拡張子が「.xlsx」や「.docx」といった末尾に「.~x」のファイルは既に圧縮されたファイルだからです。

なので、以下のような問題があります。

  • 圧縮ファイルを圧縮しているので、容量が小さくならない
  • プレビューで見れなくなる。
  • スマホなどでは標準で解凍に対応していないので、添付が見れない。

実は一番メリットのある部分が使えていないのです。
パスワードで暗号化するために圧縮を利用するというのも用途としてわからなくはないですが、そもそものファイル自体にパスワードを設定することが可能です。
できればクリーンなファイル同士でやり取りしたほうが、解凍する手間も省けますので、楽になると思います。

なぜそうなったのか

今までは、Microsoft独自の形式で記録していたのですが、新形式ではより標準化団体が策定した相互互換性の高いオープンフォーマットに対応する形となりました。

オープンフォーマットでは、XMLや画像などをまとめてZIP形式でまとめる保存方式となっています。
試しにお持ちの「~.xlsx」ファイルを「~.xlsx.zip」という形に拡張子変更を行ってみると解凍することが出来ます。
(中にはフォルダ分けされてXMLファイルや画像ファイルが入っているはずです。)

まとめ

そういうわけで、新形式のExcel、Wordのファイルは圧縮しないで添付するようにしてください。(旧形式の「.xls」や「.doc」ファイルは容量によっては圧縮する。)

ちなみにもし急に資料の画像が欲しい場合には、解凍してしまえばオリジナルの画像が楽に取り出せたりします。

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